2014年5月19日月曜日

2014/05/18 CODE for JAPAN Brigade ワークショップ「アイデアソンのやり方」に参加


イベントページ
https://plus.google.com/events/ck404vq6p0fstfqdpmut5mgo7m0

Twitterまとめ
http://togetter.com/li/668858

slideshare
http://www.slideshare.net/hirokazuyabuki/code-for-japan4brigade

YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=xG4Ycaioqn8

以下、スライド内容のメモ

agenda
・アイデアソンの考え方
・アイデアソン体験
・Q&A

自己紹介&このイベントに参加した理由を紹介

アイデアソンとは
・ハッカソン前のアイデア出しブレインストーミング
・ハッカソンで作るもののアイデアを出しあい発展させる
・同時にチームビルディングも行い、ハッカソンにチャレンジするチームをきめる


よくあるアイデアソン→ハッカソンの流れ(1-2時間程度)
パターンA
・誰かがアイデア発表→興味あるメンバーでチーム編成→アイデアブラッシュアップ→ハッカソンへ
パターンB
・事前にチーム編成→チーム内アイデアブレスト→アイディアブラッシュアップ→ハッカソンへ

(AもBも基本的に参加者は放置されてしまう、
 参加者に置いて行かれていると意識させないように)


Brigadeワークショップ
「ともに考え、ともにつくる」
→エンジニアだけが参加するイベントではない
→マルチステークホルダー

・いかに多様なメンバーが主体的に参加できるワークショップをデザインするか?
・単なる対話や課題共有に終わらせずに、次に繋がるアウトプット
 (アイデアコンセプト、チーム)を出すか

アイデアソンのあるべき姿
・多様な参加者が主体的に参加できる場、ハッカソンに参加しない人も参加可能に
・アイデア創発が起こる場
・チームビルディングができる場
・単なるアイデアだけでなく、具体的なプロトタイプやハッカソンにつながるための場
・課題についての情報提供や考えるための場
・ハッカソンにつながるアウトプットを作る場

理想的なアイデアソンの流れ
デーマ説明→アイデア創発→アイデア選定→チーム作り→ブラッシュアップ

アイデアソン実施前の検討項目
・アイデアの取り扱いについて(同意書)
・課題と具体的なテーマ設定はどうするか?
・参加者選定はどうするか?
・ミニセミナー・インプットセミナーの開催
・ハッカソンへの連動をどうするか?

今日のアイデア=公共財
・この場で出されるアイデアは、この場にいた人の公共財として
 参加者の誰もが利用できる、という前提
・他人に使われては困るという構想は、本日のアイデアソンでは心に閉まっておく

アイデアソン・ハッカソン同意書サンプル(make-a-thonの同意書)
https://github.com/IAMAS/makeathon_agreement


--------------------------------------------------------------------------
浪江町についての情報

実施されている情報発信
・ホームページ
 →放射線データ
 →ライブカメラ
・広報誌
・フォトビジョン
・町民連絡帳(希望者の番号のみ)

避難状況
・和歌山が0人以外、すべての都道府県に避難している
--------------------------------------------------------------------------

本日のお題
福島県浪江町タブレット配布事業(希望者の世帯のみに配布)
「避難者に孤独を感じさせない、
 思わず利用したくなるタブレット活用のアイデアとは?」
(主に高齢者を想定している)

マンダラート
・「孤独を救う・孤独」から連想される単語を8個書く
・そこからさらに連想される単語を8つずつ書く

6つの観点
ヒト・モノ・プロセス・環境・意味価値・五感

ヒト:対象者、顧客、立場、技、スキル、仕入先、人数、個、チーム
モノ:製品、素材、要素、機能、人以外のいきもの
プロセス:ヒト・モノの動き、金・情報の流れ、行動、動作、役割、相互作用
環境:取り巻く場、状況、コミュニティ、時間軸、場所
意味価値:知識、情報、思考、感情、強み、機会、ビジョン、お金
五感:色、カタチ、音、におい、味、手触り、食感


アイデアソンの作業流れ

マンダラート

スピードストーミング(ペアブレスト)

アイデアスケッチ

ハイライト法(★をいれて投票する)

アイデアレビュー

チームビルディング

発展ブレスト・PPCO

Q&A
時間配分について
・アイデアソンでのインプットの時間は全体時間の10%くらい
・APIの説明などはハッカソンがある場合はそちらにまわす

良いテーマ設定とは?
・抽象的なテーマだと話が発散してしまう
・テーマを絞ることが大事だが、絞り方も予めビジョンを関係者で共有しておく

ありたい姿 X 機能 = アイデアソンテーマ

テーマとしてやりやすい例
・思わずhogehogeしたくなるアイデア
・ついhogehogeしたくなるアイデア
・HOW, WHAT系




感想
・自分が主催するとして開催のノウハウを勉強しにきたのだがテーマ設定が難しい、
 次につながるようなアイデアを出やすくするテーマ設定をするために
 テーマのキャッチーさを考えるのに加えて、なぜこのテーマなのかの根拠を
 関係者と認識を合わせておかないと望むような結果は得られなさそう
・マンダラートからアイデア創発がうまくできるか、テーマと相性はあるような気がする
 (今回のテーマでは比較的すんなりアイデアが出た)
・チームビルディングはネタより人で選んだ方が
 (少なくとも自分にとっては)良い結果になりそうという考えは特に変化無し